どーも。Q&Aミナージュです。
今日は長いですよー。
『保証会社って何?』
万が一家賃が滞った場合、その家賃滞納分を入居者の代わりに払ってくれる会社です。
昨今、家賃滞納も借主保護の法律上、取れない上に追い出せもしない事が多くなってます。
家主は泣き寝入り。
そこで保証会社を保証人の一人として契約させることで家主のとりっぱぐれが無くなるという制度が出現しました。
これが保証会社。まさに家主だけの為のものです。
ただ最近は家主が直接こういう指示を出すのではなく※1管理会社が加入必須で募集してる事が多くなりました。
管理会社も取れない滞納処理に時間を費やすくらいなら、
ハナから入居させない、保証会社に払わせるという形態に切り替えてるんですね。
でこの保証会社、家賃の滞納だけのための保証なので保証人は別に一人必要です。※1いらないとこもありますが。※2最近は家賃だけじゃなく退去後のフォローもする保証会社も増えました。
室内の保証や契約中の家賃以外のトラブルの保証は保証人がその責を負う事になります。
以下補足。
※1 昨今、家主が自身で家主業をすることが少なくなりました。なぜなら法が絡んで良いも悪いも判断できなくなってきたからです。
そこで出てきたのが家主の代わりに管理をする管理会社が現れました。
その管理会社の仕事は(管理契約に寄りますが)家主の代わりにほとんどすべての窓口をするんですね。
入居者の審査、入居者の手配、入居中のトラブル等の窓口、退去の手続き等です。
以下は実際にお客様の質問に返信した内容です。
保証会社の存在というのはこの7~8年くらいででてきたのですが、
家主は家賃を滞納されても追い出せません。(法によるものです。居住権を保護します。)
滞納されてもお手上げになるこの状況を変えるために現れたのが保証会社。
もちろんすべてがすべての契約に必要なわけではなく(最近の契約ではほぼ8~9割以上が加入必須ですが)
三親等以内の血縁の方の保証人だけで大丈夫な場合もあります。
保証会社の位置づけは”滞納された家賃の保証”なんですね。
保証人のすべての責を負うものではないので保証人も同時にたてていただいて滞納された家賃とそれ以外の部分保証をする責を負います。
例としては入居者が家賃を滞納します。その時に家主側に保証会社が家賃を代位弁済します。
その弁済した家賃を保証会社が保証人と入居者に請求していくという流れです。
この保証会社は常に賛否両論あります。(僕ですら全部に必要か?と思っています。)
が!考え方は”この保証会社の審査を通って且つ保証会社に加入しなければお入りいただけません。”というスタンスになります。
これは家主側は一人ひとりの入居者に対して入居時の入居申込書のみで判断しないといけません。
素行や勤務状態などまでわかりません。
それとこの人は良いけどこの人はダメといった内容にしてしまうと区別が生まれるので
“どんな方でも同じ条件で加入頂く”といった感じでしょうか。
“家主がとりっぱぐれの無いようにするための保証会社加入”という考え方もありますから
保証料を入居者が負担することについて疑問を持たれる方は正直少なくありませんが、これが現状です。
家主だけを擁護するわけではありませんが家賃も下がり敷金礼金も昔のように取れなくなり、挙句滞納されても追い出せない。
賃貸が世に出初めて40年弱でしょうか。
年々法も厳しくなり、”商売”として経営してるのにそれが今では様々な制限がかかっています。
入居してもらって家賃を滞納され部屋を荒らされそれを我慢しないといけないくらいなら最初から入れない、入れるなら保証を取る。
これは経営のリスクヘッジだとも思います。
難しい問題ですが現状はほぼ8割以上が保証会社に加入しないとご入居できない物件が増えました。